「デザイン」をキーワードとする取り組みは、芸術系大学に限らず、総合大学でも大いに進んでいる。そんな中、慶応義塾大学経済学部の武山政直教授が学生とともに行なっている研究は、これまでの経済学の常識からすれば斬新なものと言える。 武山研究室では最新の技術を生活の中で活かすための「サービスをデザインする研究」をしている。デザインに特化していない教育現場においても、デザインというキーワードが大きな影響をもたらしている。 学生の視点を入れ、使えるサービスを 武山研究室の活動は、企業との共同研究という形を取ることが多い。 企業が研究を進めるさまざまな機器やサービスを、学生が利用者の立場から調査・分析し、改善案や新たな企画を提案。プロトタイプの評価まで行なっていく。 武山教授は「人を見ていくことが今後ますます大事になってきます。見た目の良し悪しだけではなく、きちんと利用シーンに入っていくには、人間の行動や
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