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司法と日本史に関するkash06のブックマーク (1)

  • 「武士に『もの言う』百姓たち: 裁判でよむ江戸時代」渡辺 尚志 著

    江戸時代の百姓は時に一揆などで爆発することはあっても武士に虐げられ、高率の年貢や身分制度の中でじっと耐え忍んでいた・・・のでは決してなく、むしろ自身の利益を守るために武士たちに対して臆することなく自身の意見を言い、次々と訴訟を起こす、もの言う百姓たちだった、という訴訟社会としての江戸時代の社会の様子を一つの裁判例を通して描き出す、面白い。 第一部では江戸時代の訴訟・裁判制度の全体像について、第二部で江戸後期の松代藩信濃国水内郡長池村(現長野県長野市)で起きた名主選挙を巡る百姓同志の対立が訴訟として提起されて判決が下るまでの一部始終について描かれている。この後半の訴訟の様子がとても面白い。 江戸時代にはまず百姓たちには訴訟する権利などは存在しない。全ては領主の御慈悲として百姓同士の争いにお裁きを与えてくださる、というものだ。ゆえに判決は無謬であり、絶対である。一審制であり、寺社・町・勘定各

    「武士に『もの言う』百姓たち: 裁判でよむ江戸時代」渡辺 尚志 著
    kash06
    kash06 2014/03/29
    裁判テクニックを持っている者が強く、それは単独よりも組織的に保持している方がさらに安定して強くなる、という点が実に日本史的、前近代的。
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