財布だけ持って 街を歩いている 日差しによって 暑くも寒くも 曖昧に感じられる どうも 意識がはっきりとしない 朝 穴蔵から出てきて もうあそこには戻らない 視界は広く曖昧だが 少し柔らかな色を 足元に落としている もう旅立とう、 どこへ行くとも考えずに ただ 穴に戻るのに嫌気が差して 風船のように プカプカと漂う
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