高速道値下げ カー用品店は商機、景気効果には疑問も(1/2ページ)2008年11月3日16時2分印刷ソーシャルブックマーク ETC装置のセールをする自動車用品店=1日午前、福岡市東区、山本壮一郎撮影 土日と祝日はどんなに長距離を走っても一律千円――。政府・与党の新総合経済対策に盛り込まれた高速道路料金の引き下げに、ドライバーが熱い視線を送っている。自動料金収受システム(ETC)を設置した車両が対象のため、購入を急ぐ人が出始める一方で、商機ととらえて新高速料金を強調した広告を打ち出す店も現れた。ただし、利用が増え続けることは考えにくいとして経済対策としての効果を疑問視する専門家もいる。 「緊急経済対策 土、日は高速一律千円になるかも」。福岡市東区のカー用品販売店は10月30日からさっそく手書きの広告を張り出した。取り付け料込みで1万5千円〜2万円前後の商品が並び、売り込みの館内放送も響く。