《初対面の相手から無利子・無担保の5千万円》 猪瀬氏は、徳洲会の徳田虎雄前理事長と会ったのは、昨年11月のあいさつ回りが初めてと説明。まもなく、次男の毅衆院議員を通じて無利子・無担保の5千万円が提供された。猪瀬氏は「お断りするのも失礼と思って」「自分が資産として持っていた方がいいかなという判断で持っていた」と釈明するにとどまった。 選挙資金だったのではとの質問には、「(選挙に出ると)自分の直接の仕事がなくなるわけで。あなたは会社員だからわからないかもしれないけど、ぼくは零細企業の経営者みたいなもんですから」。 《資金提供は、どちらが持ちかけたのか》 会見の中盤まで猪瀬氏は、虎雄前理事長との面会後に徳洲会側から申し出があったと繰り返していた。 ところが、具体的にどんな申し出があったのかを問われると、答えは一変。「特別、申し出の言葉があったとは記憶していない」「向こうから持ちかけたでもなく、こ