埼玉県狭山市のマンションで4月、警視庁警察官の男女2人が遺体で見つかった事件で、県警は1日、同庁田無署の間宮陽子巡査=当時(24)=を刺殺した殺人の疑いで、自殺した同庁蔵前署の巡査、関口卓弥容疑者=同(24)=を容疑者死亡のままさいたま地検に書類送検した。 送検容疑は4月11日午後11時ごろ、狭山市の自宅マンションで、交際していた間宮巡査の胸や腹などを包丁で数カ所刺し、失血死させたとしている。 県警によると、関口容疑者は間宮巡査を刺殺後、自分の腹を刺してベランダから飛び降り自殺したとみられる。遺書は見つかっていないが、県警は現場の状況や遺体の傷などから無理心中ではなく殺人事件と断定した。 関口容疑者は平成25年8月、後輩2人の名前を勝手に使って採用試験を申し込む不正行為が発覚し、警視庁の監察部門から有印私文書偽造容疑などで事情を聴かれていた。間宮巡査との結婚も延期になり、犯行の数日前には関