鹿児島県鹿屋市の住宅型有料老人ホーム「風の舞」(定員55人)で約1か月間に入居者の女性6人が死亡した問題で、このうち4人の死亡が集中したのは11月5~7日の3日間だったことが分かった。県が6人の死亡を把握して立ち入り検査に入った16日にも、別の女性1人が死亡していた。県は施設の運営に問題がなかったか、調べている。 県は、6人が死亡したのは11月9日までの約1か月間としている。関係者や遺族によると、5日に1人、6日に2人、7日に1人が死亡。16日には、脳梗塞(こうそく)だった80歳代後半の女性が施設内で転倒して病院に搬送され、同日夕に亡くなった。 施設では8、9月に介護担当職員の8人全員が退職。その後、褥瘡(じょくそう)(床ずれ)ができた入居者が増えたという。市も16日に立ち入り調査を行い、入居者3人に褥瘡があるのを確認。室内の清掃が不十分で、波江野満施設長が主に1人で行っていた夜間対応につ