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ブックマーク / kotowaza-dictionary.jp (5)

  • 人事を尽くして天命を待つ : 故事ことわざ辞典

    人事を尽くして天命を待つの解説 【読み方】 じんじをつくしててんめいをまつ 【意味】 人事を尽くして天命を待つとは、人間の能力でできる限りのことをしたら、あとは焦らず、天の意思に任せる。 【注釈・由来】 「人事」とは、人間の力で出来る事柄。 「天命」は、天が人間に与えた使命の意。 全力をかけて努力をしたら、その後は静かに天命に任せるということで、事の成否は人知を越えたところにあるのだから、そんな結果になろうとも悔いはないという心境のたとえ。 南宋初期の中国の儒学者である胡寅の『読史管見』に「人事を尽くして天命に聴(まか)す」とある。 【出典】 『読史管見』 【例文】 ・人事を尽くして天命を待つ。最大限の努力をしたのだから、結果がどうであれ後悔はない。 ・全力は出し切った。あとは人事を尽くして天命を待つのみだ。 ・頑張った分だけ結果は出るはずだ。人事を尽くして天命を待つことにしよう。 【注意

    人事を尽くして天命を待つ : 故事ことわざ辞典
  • 来年の事を言えば鬼が笑う : 故事ことわざ辞典

    来年の事を言えば鬼が笑うの解説 【読み方】 らいねんのことをいえばおにがわらう 【意味】 来年の事を言えば鬼が笑うとは、将来のことなど予測できるわけがないのだから、あれこれ言ってみてもはじまらないというたとえ。 【注釈・由来】 ここでの「笑う」は、「あざ笑う」「せせら笑う」など、馬鹿にする意味。 予測できるはずのない未来のことを言うと、鬼でさえおかしくてせせら笑うという意味から。 先々のことをのん気に話す人をからかうような時に使う。 『上方いろはかるた』の一つ。 【出典】 - 【例文】 結婚する前から、結婚した後の計画をあれこれと立てたって、仕方ないだろう。来年のことを言えば鬼が笑うものだぞ。 【注意】 - 来年の事を言えば鬼が笑うの関連語 【類義語】 来年の事を言うと鬼が笑う/来年を言えば鬼が笑う/三年先の事を言えば鬼が笑う/三日先の事を言えば鬼が笑う/明日の事を言えば鬼が笑う/来年の事

    来年の事を言えば鬼が笑う : 故事ことわざ辞典
  • 敵に塩を送る : 故事ことわざ辞典

    敵に塩を送るの解説 【読み方】 てきにしおをおくる 【意味】 敵に塩を送るとは、争っている相手が苦しんでいるときに、争いの質ではない分野については援助を与えることのたとえ。 【注釈・由来】 戦国時代、遠江の今川と相模の北条の両氏から武田信玄が、経済封鎖をされ塩不足で困窮していた時、長年敵対関係にあった上杉謙信が武田信玄に塩を送って助けたという話に由来する。 ただし、上杉が塩を送った、武田が塩を受け取ったという記録は残っておらず、この話は後世の創作と考えられている。 【出典】 - 【例文】 ・敵に塩を送るつもりはないが、業界全体がダメになっては元も子もない。 ・傷口に塩を塗る必要はないが、わざわざ敵に塩を送る必要もないだろう。 ・敵に塩を送ったのは自分たちが優位に立っていることを知らしめるためだ。 【注意】 「傷口に塩を塗る」と混同して、悪い状態の上にさらに災いをもたらすという意味で使うの

    敵に塩を送る : 故事ことわざ辞典
    kashmir108
    kashmir108 2012/10/25
    ”「相手の弱みにつけこまず、敵に塩を送れるような男に育って欲しいという願いから、息子に『塩』と名づけた」”
  • 鶏口となるも牛後となるなかれ : 故事ことわざ辞典

    鶏口となるも牛後となるなかれの解説 【読み方】 けいこうとなるもぎゅうごとなるなかれ 【意味】 鶏口となるも牛後となるなかれとは、大きな組織の下っ端にいるより、小さな組織でも長となって重んじられるほうがよいというたとえ。 【注釈・由来】 「鶏口」は、小さな団体の長のたとえ。 「牛後」は、大きな団体に従って使われる者のたとえ。 【出典】 『史記』蘇秦列伝 【例文】 ・脱サラして居酒屋を始めることにした。鶏口となるも牛後となるなかれだ。 ・自分の力を発揮するには鶏口となるも牛後となるなかれと思い、零細企業に転職して部長になった。 ・私は設備の整ったところで働きたいので、鶏口となるも牛後となるなかれという考えにはならない。 【注意】 「鶏口」を「鶏頭」、「牛後」を「牛尾」とするのは誤り。 「牛後」を「午後」と書いたり、「ごご」と読み誤らない。 鶏口となるも牛後となるなかれの関連語 【類義語】 鶏

    鶏口となるも牛後となるなかれ : 故事ことわざ辞典
  • 坊主憎けりゃ袈裟まで憎い : 故事ことわざ辞典

    坊主憎けりゃ袈裟まで憎いの解説 【読み方】 ぼうずにくけりゃけさまでにくい 【意味】 坊主憎けりゃ袈裟まで憎いとは、いったん嫌いになると、それに関わるすべてのものが憎くなることのたとえ。 【注釈・由来】 「袈裟」とは、僧侶が左肩から右脇下にかけてまとう布状の衣装のこと。 坊さんを憎いと思うと、その坊さんが着ている袈裟までが憎らしくなることから。 僧侶が憎い対象となっているのは、江戸時代の寺請制度が背景にあるとされている。 「寺請制度」とは江戸幕府が宗教統制の一環として設けた制度のことで、僧侶を通じた民衆管理が法制化され、事実上の幕府の出先機関の役所となった。 そのため来の宗教活動がおろそかとなり、また汚職の温床にもなったことから、僧侶を憎む人々も多かったといわれる。 【出典】 - 【例文】 ・坊主憎けりゃ袈裟まで憎いとはいえ、彼が連れている犬まで憎むことはないだろう。 ・坊主憎けりゃ袈裟

    坊主憎けりゃ袈裟まで憎い : 故事ことわざ辞典
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