夕方 仕事の帰り 近所の道を歩いていると 暗がり 街灯の真下 ピョコンと顔 出したのは 僕の近所に住んでる 親類の娘さんであるところのミドリさん14歳です。 やあ こんばんは お散歩ですか などと話しかけたのですが ミドリさん 何にも答えず 僕の手を取り 胸の辺りに押し付けて 意味ありげに ニッコリ笑いましたらば 「きゃあ! たすけて! 痴漢! 強姦魔! 犯されるううぅうぅ!」 などと 馬鹿でかい声で とんでもない事を叫び出しました うわあ! 僕 まだ叫ぼうとするミドリさんの口を押さえ そのまま引きずり 僕の部屋へ連れ込みました。 ミドリさん なんて事をしてくれるのです ちょうど人通りがなかったからいいようなものの 時と場合によっちゃあ ちょっとした ポリス沙汰になっていたかもしれませんよ ?! って僕の非難も ミドリさんには何処吹く風で 涼しい顔をしています。 「だって 今日は四月一日で
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