●PCによる「ながら作業」の時代 PCで作業をする時はそれのみに集中し、ほかの作業には一切手をつけない──というスタイルはすっかり過去の話。いまやPCの使われ方の大半は「ながら作業」の一部になっているのではないか。最近、そう思うことが多い。 筆者自身も、昼の休憩時間には弁当を食べながらネットを見たりするし、自宅に帰ればPCでテレビを観ながら本を読んだりしている。PCに向かって襟を正して作業をする時間は限りなく減少し、PCを操作しながら並行して別の作業をする機会が増大しつつあるように思う。進化して2.0になったと噂のWebに比べ、PCの場合はハードウェアそのものが進化しているにもかかわらず、その地位はむしろ低下して0.8とか0.9くらいになったような気がしないでもない。 そんな筆者がふと思うのが、「ながら作業」が増えてきた今、それに応じた入力機器が登場してもよいのではないか、ということだ。マ
11月10日 発売 価格:27,300円 株式会社キングジムは、テキスト入力に特化したデジタルメモツール「ポメラ」を、11月10日に発売する。価格は27,300円。 約370gのボディに、17mmピッチの折りたたみ式キーボード、ATOK(2007相当)を搭載し、PC並の入力環境を備えた点が特徴。液晶は640×480ドット表示対応の4型モノクロTFT液晶。電源はアルカリ単四型乾電池2本を使用し、20時間駆動する。Webページの閲覧やメールといったインターネット接続機能はなく、テキスト入力に特化している。キーボードはパンタグラフ式で、ノートPCと同等の打鍵感を目指したという。 入力したデータはテキストファイルとして、内蔵メモリまたはmicroSDカードに保存する。本体にはUSBポートを備え、PCと接続するとマスストレージとして認識。本体メモリとmicroSDカードのデータにアクセスできる。 1
2月28日と3月1日、東京・竹橋の学術総合センターにて「インタラクション2005」が開催された。インタラクションはユーザーインターフェイスやソフトウェア工学などの議論の場であり、その研究成果が発表される場所。今年はおよそ620名の研究者・学生たちが集まった。 ●1日目:社会的インタラクション、視線 まず最初はスタンフォード大学のスコット・クレマー(Scott Klemmer)氏による招待講演から始まった。クレマー博士はヒューマン・コンピュータ・インタラクションの研究者で、タンジブル・インターフェイス等を焦点としている。演題は「プロトタイピング・フューチャー・インタラクション」。 タンジブル・インターフェイスとは、電脳世界にある情報や情報操作を、物理世界のオブジェクトや操作で行なおうとする、あるいは実世界とコンピュータのなかの世界をシームレスに繋ぐことをねらいとしたインターフェイスである。ポ
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く