12歳の少年が起業するなど,何かと話題を振りまいているリアルマネートレード(RMT)の世界。RMT市場は2000億円にも及ぶ巨大なものに発展しているという。だが,そのすべてがアンダーグランドを流通しているため,いろいろと問題も多い。そこで,ゲーム会社の中にはRMT業者と提携し,少しでも“失った利益”を回収しようというところも現れはじめており,このほどその真打ち的な存在の会社がニューヨークに設立された。 なくならないリアルマネートレードの問題 「需要がある限り供給される」というのは,世の中の自然な法則。これはオンラインのバーチャル世界にも当てはまり,常に問題視されながらもRMTは存在し続けている。 RMTと一口にいっても,「World of Warcraft」でゲーム内のアイテムを5ドルで購入するとか,「ファイナルファンタジーXI」で600円を100万ギル(ゲーム通貨の単位)に換金するという