Microsoftが2007年7月に発表した、ハードウェアの不具合を抱える「Xbox 360」の保証期間延長に伴う10億ドルの予算計上は、幻滅した顧客をなだめる効果がありそうに思われた。しかし、発表からほぼ1カ月がたった今も、一部のユーザーは不満を募らせている。 Xboxの修理やサービスに関する不満の声を見つけるのは、難しいことではない。例えば、公式のXboxフォーラムを見ると、顧客サービス担当者が約束したとおりのフォローアップをしない、修理センターから届いた代替品が壊れている、「Xbox Live」に前払いした料金が無駄になった、修理に予想よりも長い時間がかかるなど、顧客がさまざまな不平をぶつけていることが分かる。 一方Microsoftは、Xbox 360の保証期間を購入日から最大3年間に延長すると発表して以来、サービスの依頼が殺到して修理にかかる時間が延びてしまったと説明している