はじめての言語学 (講談社現代新書) 作者: 黒田龍之助出版社/メーカー: 講談社発売日: 2004/01/21メディア: 新書購入: 17人 クリック: 166回この商品を含むブログ (69件) を見る大学の本屋に平積みにされていたので、買ってみた。「学問」としてではなく、「科目」として言語学を紹介するという趣向の入門書で、興味を持った学生に勧められそう。たとえば、ソシュールとか「シニフィアン/シニフィエ」という言葉を使うんじゃなくて、「言語記号は形と意味からできている」とすっきりさせる(もちろん、章の終わりについている「読書相談室」っていうところでそういう用語は、ちゃんと紹介されている)。一回生相手の講義とかだと、こっちの方がいいかも。 「イヌイットの言語には、「雪」を表す言葉が30以上ある」って話、あちこちで紹介されているし、あれはどうも孫引き、孫引きの末にでかくなった話で、実は4種