コロンビアを原産とする民族音楽・クンビア。シンプルな2拍子を基調としたこの南米産リズムが、数年前からダンスミュージック・ファンを中心に大きな注目を集めている。そんなクンビア・ブームを牽引しているのがアルゼンチンはブエノスアイレスを拠点とするZZKレーベルだ。先ごろMOODMANのミックスCDとShhhhhによるセレクトCDからなる2枚組作品『ZZK RECORDS presents THE DIGITAL CUMBIA EXPLOSION』が発売されるなど、ここ日本でもその存在はじわじわと浸透しつつある。そんなZZKの魅力を探るべく、中心人物の一人であるエルGことグラントにメール・インタビューを試みた。 僕の友人のなかには何人ものクンビア中毒がいるが、症状がひどい場合は電車のガッタンゴットンという音がクンビアのビートに聴こえることもあるそうだ。それほどまでにクンビアには中毒性があるのだろう