松下電器産業グループが10月1日に「パナソニック」に社名変更するのに合わせ、バス会社は「松下本社前」などのバス停の名称を変える。一方、工場周辺に「松下町」の地名を付けている自治体は、「簡単に変更できない」と静観の構えだ。 京阪電気鉄道グループの京阪バス(京都市)は10月1日から、大阪府門真市の松下電器本社近くにある関西空港行きリムジンバスの停留所「松下本社前」(大阪府守口市)を「パナソニック前」にする。19日には同じ場所にある路線バスの停留所名も同様に変える。 また、工場近くにある路線バスの「松下工場前」(門真市)や「松下前」(京都府京田辺市)も地元の地名に変更する。 草津工場(滋賀県草津市)周辺で路線バスを運行する帝産湖南交通(同)と近江鉄道(滋賀県彦根市)も、「松下電器前」などの名称を変える。 標柱や路線図の書き換えなどに費用が必要だが、各社は「松下の社名が消える以上、バス停の名称も変