東京ディズニーランド(TDL)にまつわるエピソードを集めたとされる中村克氏の著書「最後のパレードディズニーランドで本当にあった心温まる話」の内容の一部が、「小さな親切」はがきキャンペーンの作品と酷似していることが明らかになった問題で、出版元のサンクチュアリ・パブリッシング(東京都)の鶴巻謙介社長は22日、産経新聞社の取材に応じ、問題となっているエピソードについて「無断引用したものだった」と著作権法違反を認め、謝罪した。その上であらためて「盗作ではない」と主張し、「この本で伝えたいことの意義が変わるわけではない」と同書の販売を続けることを明らかにした。 鶴巻社長との主なやり取りは以下の通り。 --「酷似している」との指摘をどう受け止めたか 「社内調査を進めているが、弁護士は明確に著作権を侵害しているとの意見だった。(元のエピソードを書いた)女性や著作権者(「小さな親切」推進本部)には誠実な対