◇「銀河鉄道」を演出するトロッコ列車/注文販売「やまと豚弁当」がけん引 ◇ロケ地でも注目 経営再建中の第三セクター、わたらせ渓谷鉄道(わ鉄)の乗客数が今年度、増加傾向を見せている。4~7月の4カ月間で前年同期に比べ約1割アップした。高速道路料金の割引で鉄道各社が苦戦を強いられる中、異例の快進撃だ。レトロなトロッコ列車や車中限定で注文販売している「やまと豚弁当」などが「わ鉄人気」をけん引しており、CMのロケ地としても注目を集めている。【塚本英夫】 わ鉄によると、4~7月の定期券利用者を除く乗客数は9万2473人で、前年同期を10・6%上回った。4月から、天井一面を発光ダイオード灯で飾り「銀河鉄道」を演出するトロッコ列車を運行したところ、これまで乗ったことのない家族連れや女性グループなどの乗客が増えたという。 また地元産豚肉を使った「やまと豚弁当」(1000円)は1月から注文販売を始めたが、旅