10年後に鉄道グループとしてどうありたいか-。そんな将来像を考えて、準備を始める、スタートの年になりそうです。 平成28年に株式を上場して以来、海外で投資家向け説明会を開いています。一昨年は欧州、昨年は米国のニューヨーク、ボストン、シカゴに行きました。投資会社からは、厳しい言葉をいただきます。 米国の投資家は、わが社を鉄道会社というより不動産会社とみているようです。「成功した(駅ビルなどの)物件をなぜ早く売らないのか」と言われます。「鉄道をベースに、相乗効果のある事業を展開しており、駅ビルを売ることはありません」と答えますが、なかなか理解してもらえない。 鉄道事業に対して投資家は、「他の事業に支障をきたさないようにしてほしい」という感じです。 (今年から始まる)次の中期経営計画は、こうした投資家への回答も踏まえて、作らないといけない。 それでもわが社は、九州、そして鉄道を基盤とするグループ