東京工業大学 教授 山室 恭子 みなさまは江戸時代の武士というと、どんなイメージをお持ちでしょうか。 いばってた!そうですよね。士農工商のてっぺん、お侍さんと持ち上げられて刀を差してそっくりかえってる。そんなイメージをほとんどの方がお持ちでしょう。 でも、違うんです。江戸も中ごろまで来ると、もはや合戦は遠い遠い昔話、すっかり平和な時代になって、刀を差していたって、全然いばれる理由になりません。 合戦では、もはや活躍できない。さあ困った。どうしようか。どうやって、この太平の世で自分たちの存在価値を認めてもらおうか。 けっこう、つらいですよね。昔は必要とされたけど、今は社会のお荷物なんて。それこそ武士のプライドが許しません。 キーワード 関連記事
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