農林水産省は9日、岐阜市の養豚場で家畜伝染病の豚コレラが確認されたことを受け、豚肉の輸出を停止したと明らかにした。今後、各国と相談した上で輸出の可否を判断する。 同省によると、日本の豚肉や加工品の輸出額(2017年)は約7億円で、相手国は香港やシンガポール、ベトナムなど。今年2月現在、岐阜県で飼われている豚は約11万頭で、全国の頭数の約1%。 日本は2007年、国際獣疫事務局(OIE)が「感染がない」と認定する豚コレラの「清浄国」になったが、今回の豚コレラの発生で清浄国から外れることになるという。 農水省は同日午前、省内で緊急の「豚コレラ防疫対策本部」を開催。斎藤農相は「蔓延(まんえん)防止には初動対応が重要」として、早期の封じ込めに努めるよう指示した。
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