オブジェクト指向、Javaを取り入れた 新しい業界標準「SQL99」詳細解説 第三章 SQLJと今後の標準化動向(1) 第三章では、ついにSQLの仕様の一部として採用されたJavaによるサーバプログラミングや、画像や音声なども格納可能なLOB型やユーザーが定義可能なデータ型、そしてオブジェクト機能など、新しいデータ構造を中心に解説する クライアント/サーバ環境のための機能強化 ■ストアドプロシージャ ストアドプロシージャは、クライアント/サーバ環境のクライアントがサーバに存在するデータベースを効率よくアクセスするための技術として、すでに多くの製品で実装されている。ストアドプロシージャを使用した場合は、クライアントプログラムからはストアドプロシージャの呼び出しだけになるので、次のような性能上の効果がある。 通信回数が減る。 通信データ量が減る。 これらの効果によってクライアントプログラムの経