マクドナルドが大ピンチだ。 マクドナルドHDの今村朗執行役員は12月19日の業績発表会見で沈んだ表情を見せた。発表によると、全店売上高は5ヵ月連続、客数は7ヵ月連続で減少、営業利益は54%減となった(対前年同月比)。 不振の原因は、 (1)魅力的な商品がない。 (2)フランチャイズ(FC)化を進めすぎたツケが回っている。 (3)そのため来客数が減っている。 の3点。'13年8月に日本マクドナルドの社長兼CEOに就任したサラ・カサノバ氏(48)はチキンフィレオの具をモモ肉からムネ肉に変え、ヘルシー戦略を仕掛けたが、売り上げは思ったように上がらなかった。食品マーケティングに詳しいビジネスラボ代表取締役の大西宏氏が言う。 「マックのメニューはどうしてもバリエーションが少ない。惣菜や弁当の種類を充実させているコンビニに遅れをとっています。季節商品のプロモーションでどうこうできるレベルではない」 し