マラウイ・ヌチェウ県のブランタイヤと首都リロングウェを結ぶ幹線道路沿いで、ネズミの串焼きを売る男性(2020年8月24日撮影)。(c)AFP 【10月4日 AFP】アフリカ・マラウイでは、食料が豊富な時のおやつとして人気の野ネズミが、新型コロナウイルスの流行によって食料不足と経済状況が悪化してからは重要なたんぱく源となっている。 マラウイの首都リロングウェと大都市ブランタイア(Blantyre)を結ぶ幹線道路沿いには、行き交う車両目当てに行商人が、長い串に刺さった焼き野ネズミを持って立っている。 風味を付けて、カリカリに焼いた塩味の野ネズミは、国内各地の屋台や市場で売られている。だが、この沿道のおやつは、困難な時期には手軽な食料ともなる。 内陸国で、国民の半数以上が貧困ラインを下回っている小国のマラウイでは、栄養不良と食料不足が長年問題となっている。新型コロナウイルスによる外出制限措置のた