国指定史跡「吉田古墳」の発掘現場を訪れた水戸市の加藤浩一市長(左から2人目)=26日、水戸市(西川博明撮影) 水戸市教委は26日、線を彫って太刀や矛などを描いた「線刻壁画」を持つ多角形墳、吉田古墳(同市元吉田町)を報道陣に公開した。同古墳の横穴式石室内部が公開されるのは38年ぶり。28日には市民向け現地説明会を予定している。 同古墳は大正3(1914)年に発見された。東京帝国大の調査で石室壁画が確認され、11年、国指定史跡に。昭和47年以降は壁画保護のため川砂で埋められていた。 平成17年度から発掘調査され、伝えられていた円墳や方墳ではなく、国内に例がない「石室奥壁に線刻壁画を持つ多角形墳」であることが確認された。国内でも珍しい八角形墳の可能性もある。築造は7世紀半ばごろと推定される。 埋葬された人物は不明。同市関係者は「関西で八角形墳は天皇陵に多い。位の高い人物ではないか」と期待を寄せる
茨城県結城市上山川の須久保塚(すくぼづか)古墳で30日、現地説明会が開かれ、市民や考古学ファンらが解説に耳を傾けた。同古墳は結城第一工業団地の区画整理事業のため記録保存が決定。今年3月から調査が進められ、市内最大規模、全長75メートルの前方後円墳であることが分かった。 後円部には木棺を埋設したとみられる土坑があったが、土器や埴輪(はにわ)は出土せず、古墳の構築年代などは不明のままという。 古墳時代以降の遺構としては、古墳北側から9世紀ごろ(平安時代)の骨壺が出土、石を敷き詰めた中世の集石墓も見つかっており、供養塔の板碑や中国・北宋時代(960〜1127年)の貨幣である宋銭、中国で焼かれたとみられる青磁の破片なども出土したことから、鎌倉〜室町時代の武士階級の埋葬場所とみられている。
そうだ、輪行袋に自転車を詰めて出かけよう、ちょっと遠くの街にでかけよう。 東京から電車で1時間ちょい。そこには延々と続く自転車ロードがあった。 霞ヶ浦で僕と握手! 2月某日。恒例となった週末作戦会議上では、「霞ヶ浦まで走る」だった。当初の予定は2/13。しかしながら、生憎の雨(というか雪?みぞれ?)で失意の休日。2週間ぶりに走る予定だったところを断念せざるをえなくなり、自宅でオリンピックの開会式を見ながらバンクーバーに想いを馳せていた。ふつふつ。 翌週。2/20。予定は霞ヶ浦「まで」走る、から霞ヶ浦「を」走る、へと変わっていた。 ぶらり輪行の旅。 初っ端でいきなり輪行に手こずる。なかなか袋に収まらず、悪戦苦闘。 前日の夜に準備しておけばよかったと、後悔しつつなんとか輪行袋に自転車を詰め込んで7時半に自宅を出発。袋に入れると途端に重くなるロードバイク。走った方が楽。 都内の輪行は神経を使う。
国立科学博物館(東京都台東区、近藤信司館長)が、研究部門のある新宿分館(同新宿区)をつくば市内に移転する計画を進めている。3月にも新研究棟の建設が始まる予定で、2011年春の完成を目指す。併せて新設される収蔵庫は昨年12月に着工。完成すれば研究環境が大幅に改善されるほか、つくばのほかの研究機関との連携もより容易になり、自然史や科学技術史の研究発展が期待される。(中村浩彦) 同館は1877年に設立された国内で最も歴史のある博物館の一つで、国立で唯一の総合科学博物館だ。所蔵する標本資料は約380万点に及ぶ。東京・上野公園内にある上野本館では、毎年、恐竜博などの特別展が人気を集め、2007年度の入館者は170万人を超えた。 一方で、動物や古生物、鉱物、人類、科学技術史などの調査研究も担う。新宿分館で動物研究部や地学研究部、人類研究部、理工学研究部の専門家たちが研究活動を行っている。しかし、建
旅行大手のHIS(東京都新宿区)は17日、5月のゴールデンウイーク(GW)に合わせ、茨城空港発のチャーター便を2日間で最大20本運行させる“茨城空港ジャック”を計画していると発表した。同社では「(2日間で20本のチャーター便運航は)調べた限りでは前例がなく、全国初ではないか」としている。(前田明彦) 同社の企画では、GWにチャーター便を最大20便(約3千席分)を運行。「できるだけ多彩な行き先を選びたい」として、東南アジアやハワイ、グアム、バリ島など15地域のツアーを販売する予定。ほかにも遺跡群が有名な北アフリカのチュニジアへもチャーター便を飛ばす計画を進めているという。 同社の平林朗社長は同日、県庁で会見し、空港ジャック企画の理由について「茨城空港は成田や羽田よりいい立地」とした上で、「北関東はパスポート取得率が20%程度で東京や神奈川より低い。これまでは海外への敷居が高かったが、(茨
茨城空港(茨城県小美玉市)が国内線の定期便就航が決まらないまま、来年3月11日の開港を迎える見通しとなった。 国内の航空会社に路線就航を働きかけてきたが、経営環境や経済情勢の悪化を理由に断られ続けた。国土交通省は「開港時に国内線がない空港は聞いたことがない」としている。 開港時の就航路線は現在、韓国アシアナ航空のソウル(仁川(インチョン))便(1日1往復)のみ。県幹部は読売新聞の取材に「路線の周知や航空券販売などを考慮して、路線の決定は開港3か月前がリミット」と述べ、開港時の国内線就航を断念したことを明らかにした。 1999年の国の需要予測では、札幌、大阪、福岡、沖縄の国内4路線で年間約81万人を想定していたが、ソウル便だけでは搭乗率75%と想定しても7万7000人にとどまる。 県は国交省に路線誘致交渉への協力を再三求めているが、国交省は「国が就航誘致をした例はない。茨城空港も地元
2005年夏につくばエクスプレスが開業して以来、筑波山へのアクセスが便利になり、観光客も順調に増加しているそうだ。小田急の箱根、東武の日光、西武の秩父のように、都心からの新しい観光スポットとなっている。つくばエクスプレス往復と現地のフリーきっぷがセットになった「筑波山きっぷ」で出かけよう。 TX秋葉原駅が地下深い理由 つくばエクスプレス(TX)は秋葉原からつくばまで58.3キロメートルを結ぶ。列車の種別は普通、区間快速、快速の3種類で、快速なら終点まで45分。普通なら約1時間かかる。急いでいる人は混んでいても快速に乗りたいし、時間に余裕があれば空いている普通で行く。これはどんな通勤路線でも共通だ。つくばエクスプレスで面白いところは、その習慣が秋葉原駅のエスカレーターにも反映されているところ。地下深くに作られたTXの秋葉原駅から、地上へ向かう上りエスカレーターが2本並び、片方は快速運転となっ
TDB企業コード:390131999 「茨城」 「くめ納豆」で知られる納豆製造業者、くめ・クオリティ・プロダクツ(株)(資本金4000万円、常陸太田市大里町4137、代表石塚昇一郎氏、従業員230名)は、8月25日に東京地裁へ民事再生法の適用を申請、同日保全命令を受けた。 申請代理人は村上義弘弁護士(東京都港区虎ノ門2-3-22、電話03-3539-5811)ほか。監督委員には竹村葉子弁護士(東京都新宿区新宿1-8-5、電話03-3356-5251)が選任されている。 当社は、1951年(昭和26年)6月創業、72年(昭和47年)2月に法人改組された納豆製造の(有)くめ食品工業を前身とし、その販売部門を84年(昭和59年)9月に分離して設立。その後、93年(平成5年)7月に(有)くめ食品工業の製造部門を吸収し、製造販売業に転じた。95年に北海道函館市に日産10万パックの協力会社
県内で有数の窯跡遺跡とされる石岡市部原の「瓦塚窯跡遺跡」で、五基の窯跡が確認されるとともに、国分寺の創建期に生産されたとみられる軒平瓦が出土した。同遺跡の発掘調査を進めている市教育委員会が明らかにした。 同遺跡は平安時代に常陸国の国府(石岡市)に建立された国分寺、国分尼寺の瓦を生産した窯跡群。一九六八年、山林開墾の際に発見され、その後の測量と調査で、二十三基が所在するとみられている。 今回の調査は国指定を目指して、遺跡の範囲や基数の確認のため本年度から四カ年の予定で実施。二十三基のうち三基を正式に確認したほか、この三基から谷を挟んで南側へ約四十メートル離れた斜面で新たに二基を発見した。窯には生産時の灰がはっきりと残され、付近の「灰原」からは多数の瓦片、土器片が採集された。 また、南側の二基のうち一基の付近からは軒平瓦が出土。小杉山大輔学芸員は「文様から国分寺の創建期にまでさかのぼる瓦とみら
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く