表参道の美しい白砂の道をまっすぐ進むと、二の鳥居へとたどり着く。一の鳥居の向きとは角度が違うことに気づく。京都御所の方角を向いているという。上賀茂神社は御所にとって鬼門の方角。御所は上賀茂神社が鬼門の北東の位置になるよう建てられた。つまり鬼門を守る平安京の守護神。神の道へと誘う入り口だった。関連記事【京のいろ】上賀茂神社(2) 楼門と…【京のいろ】上賀茂神社(1) ならの…記事本文の続き ■一対の美がお出迎え 二の鳥居をくぐると、目の前に広がったのは美しい円錐(えんすい)状の砂山。「立砂(たてずな)」だった。本殿の北北西にそびえる神山(こうやま)をかたどって作られた。神山は、祭神が降臨した場所とされる。立砂は、神をお呼びするために作られた依代(よりしろ)という。 その奥にりんとそびえる細殿(ほそどの)は、天皇が参拝される前に準備を整えられた貴到殿。立砂の高さは、細殿の高欄(手すり)の高さに
【麗し大和・記者の裏話】(5) ■阿修羅像のおひげ 昨年、東京、九州と大活躍した阿修羅像はいま、つかの間の冬休みである。住まいの「興福寺国宝館」が、リニューアルのため1月17日から休館中だからだ。 再オープンは3月1日。多川俊映貫首によると、ガラスケースを取り払い、阿修羅像を含む八部衆8体を並べて展示するという(ただし胸から上のみの五部浄像はケース展示)。反対側には十大弟子も並べるそうだ。もともと堂内に群像としておかれていたので、並べて一同に観賞できるようにすることでその雰囲気が感じられれば、ということらしい。関連記事不死鳥のごとく 興福寺五重塔と光明皇后約110年ぶりに堂内公開 興福寺・阿…記事本文の続き それにしても、去年の阿修羅ブームはすごかった。「アシュラー」というのもおもしろかったが、改めて見ると「ほんま、美少年」と再認識した。たぶん、昔、遠足かなにかで見たのが最初だったと思うの
キリル文字という文字をご存じだろうか。ラテン文字とギリシャ文字に並ぶヨーロッパでメジャーなアルファベットの一つ。ロシア語で使われているロシア文字がこれに近い。正しくは「スラブ語のために考案された文字」といい、ブルガリアで発祥したものだ。このキリル文字のアルファベット30文字をモチーフとし、世界のデザイナーが思い思いにポスターを作成、作品を集めた「キリル文字をポスターに」展が、東京・小石川の印刷博物館で2月22日まで開かれている。 関連記事ロシア正教新総主教にキリル府主教 カ…ロシア正教に新総主教 政権との蜜月は…記事本文の続き ■シーン1 スラブ語のために考案されたキリル文字は、現在ではブルガリア語やマケドニア語・セルビア語(南スラブ語群)、ロシア語・ウクライナ語、ベラルーシ語(東スラブ語群)などの文字として使われている。最もなじみがあるのはロシア語で、ロシア文字はキリル文字から成るが、
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