教室で講師に暴行し重傷を負わせたとして、秋田県警秋田中央署は、傷害の疑いで秋田市内の県立特別支援学校高等部の男子生徒(18)を逮捕した。生徒には発達障害があり、責任能力を慎重に調べている。 逮捕容疑は、29日の授業開始前の午前8時40分ごろ、教室内で大声を出すなどして女性講師(29)に注意されたことに腹を立て、頭を机や床に複数回たたきつけ、脳挫傷などを負わせた疑い。講師は集中治療室で治療を受けている。 この学校の副校長によると、当時もう1人の教員と2人で指導していたという。「生徒は以前は物を投げるなどの行動があったが、ここ1、2年は安定していた。結果的に配慮が足りなかった」と話している。