中央ヨーロッパに位置するポーランドは、バルト海に面した北西部は温帯気候だが、東部や南部の山岳地帯では、冬季の間は河川が凍結する亜寒帯気候となる。 緯度で見ると北海道の稚内よりはるか北にあり、ロシアのサハリンと同じくらいでとても寒い。平均気温はマイナス3℃前後で、ほぼ7割は雨、雪、曇りのいずれかだ。更に冬の日照時間も短く冬至の頃になると15:30には日の入りしてしまう。 だがそんな極寒の地域だからこそ見ることができる美しい冬景色がある。それは視覚だけでなく、自由神経終末器官にまで伝わるファンタジー世界。そのキーンと冷え切った気温までもが伝わってくる。 これらの美しい写真を撮影したのはフォトグラファーのKarol Nienartowicz氏。彼は厳しい寒さの中、山間部でキャンプをし、日の出と日没時の景色をとらえている。 この画像を大きなサイズで見るimage credit:Karol Nien