知らなかったので、調べてみました。 人間以外の動物すべてかは分かりませんが、少なくとも犬や猫などほとんどの四足歩行する哺乳類は鼻のみで呼吸しているようです。 犬や猫は、口蓋(口内の上側)の後ろのほうが、喉頭蓋(人間がものを飲み込むときに気管を閉じるふた)と重なっています。なので犬や猫は、鼻から吸い込んだ空気が通る道と、口から入れた食べ物が胃に入る道とは、ほぼ分かれています。しかし人間は、直立歩行するようになったために、本来はまっすぐだった食べ物が通る道が直角に折れ曲がって広がり、喉頭蓋と口蓋が離れました。そのため人間は、空気が通る道と、食べ物がつながる道とがつながっていて、それゆえに口呼吸もできます。 犬が暑いときや運動時に舌を出してハァハァしている状態は浅速呼吸といい、これはほとんど体温調節のために行われます。浅速呼吸のとき、鼻から吸った息の一部は肺に達しますが、吸った息のほとんどはのど
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