兵庫県南あわじ市(淡路島)で見つかった7個の銅鐸。 今回の発見は、全くの偶然から生まれた。 第一発見者は、西田達(とおる)さん(51)。西田さんによると、4月8日朝、副工場長を務める南あわじ市の砂利加工会社「マツモト産業」の工場で、重機を使って高さ約5メートルの砂山から砂をすくった際、大きな塊があるのに気付いた。 「金属ごみかな?」と思い、引き出してみると、全長30センチほどの釣り鐘状の金属の物体。ずしりと重く、表面には青サビが付着し、中に砂が詰まっていた。「歴史の本で見たことがある」とスマートフォンで調べ、銅鐸とわかった。大小2個が「入れ子」の状態になっていたが、土を落とした際に外れたという。 同社によると、砂は工場から約10キロ北西で、海岸から1キロほど内陸の同市松帆地区の田んぼなどから採取。7メートルほどの深さまで掘って、いったん資材置き場に置いた後、工場に運んだという。地区の砂は細