新型コロナウイルスに関しては、いまだ不確定要素だらけで、世界各国が手探りで感染拡大防止に取り組んでいる状況だ。 こうしたなか科学者らが、5大陸で採取された新型コロナウイルスの遺伝子配列から感染経路を追跡。遺伝子情報の解析と視覚化ができるオープンソースツール「Nextstrain」を利用してレポートを公開している。 新型コロナウイルスのルーツおよびどのように広がったかを知ることは、次なる手を打つうえでも重要だろう。 ・169もの遺伝子情報を解析研究者らは169もの遺伝子情報の解析から、現在の新型コロナウイルスの系統をマッピング。感染源や感染の時期などをビジュアライズした。 レポートでは、動物からヒトへの感染が中国武漢での一度だけであり、あとはヒトからヒトに感染が広がったことが示されている。 そして、現在のような広がりを見せているのは、必ずしも中国渡航者からの直接的な持ち込みとは限らないという