サイコロみたいな立方体 「最初のイメージは、芝生以外に何もない土地の上にコンクリートでできたサイコロみたいな立方体がぽんと置いてあるというようなものでした」と話すのはYさん。その立方体を「四角い家」とも表現して建築家に伝えたという。 Yさんのリクエストから現状のルービックキューブにも似た形状の家をデザインしたのは可児さんと植さんのお2人。「何度も模型をつくって提案をした中からルービックキューブのようにした案をすごく気に入っていただいた」(可児さん)そうだ。 鎌倉の海から数分の敷地に、周囲の住宅とはまったく異なる佇まいで建つY邸。敷地はサーフィンをするYさんが海に近いことなどから気に入って購入した。基壇のいちばん低い部分を切り崩して駐車スペースがつくられている(写真右端)。 RCに木をプラス 「コンクリートでできたさいころ」の中に木のボックスが挿入されているのはYさんのリクエストに応えてのも