前回のエントリのコメント欄で、「auのiPhoneの『メッセージ』アプリで*1少年がヒゲおじさんに化けた」という事例を教えていただいた*2。さっそく試してみた*3。 上図は化ける文字の例*4。巻き戻せない季節を経て、少年は男に、少女は女に変わる。孤高の狼は、あろうことかペロちゃんに変わっている。 もちろん送信側も受信側もUnicode環境なのだけれど、経路中で一度auのISO-2022-JPに変換されているようだ。auの絵文字にはU+1F466 BOYと直接対応するものがないので、フォールバック・マッピング(下図の赤矢印)により0x7657(「おにいさん」くらいのかんじ?)になる。これだけなら違和感は大きくないが、ここからさらにUnicodeに戻ることにより、少年が2段階成長してしまう。 というわけで、この現象は文字化けというよりはフォールバックであり、おそらくバグではなく仕様なのだろう。