既報の通り、マイクロソフトが来年1月に発売を予定している「the 2007 Microsoft Office System」が報道機関向けに公開された。新機能についてはすでに各所で報じられているが、今回は個人的に気になった「MS-IME」と「Office Open XML」について採り上げたい。 MS-IME 2007 日本語を使う我々にとっては重要なOfficeアプリケーションである日本語IMEの「MS-IME」もバージョン2007になった。今回のバージョンアップの目玉は「大幅な変換精度の向上」だ。 MS-IME 2007の新機能 MS-IMEは、「ATOK」(ジャストシステム)と比べると変換精度に難があると言われることが多い。そのあたりは同社自身も認めているところで、今回のIME 2007ではそれを解消、誤変換を極力減らすことを目指した。 キーポイントとなるのが変換エンジンの刷新