東京証券取引所に上場する全国25の鉄道会社の昨年度の決算は、鉄道を中心とする「運輸事業」が9割近くにあたる22社で赤字だったことがNHKのまとめで分かりました。長引く新型コロナの影響による利用客数の落ち込みで、厳しい事業環境が続いています。 NHKは、東京証券取引所に上場するJR4社と私鉄21社の合わせて25社の昨年度1年間の決算が今月までに出そろったことを受けて、内容をまとめました。 それによりますと、鉄道を中心とする「運輸事業」は、全体の9割近くにあたる22社が赤字でした。 赤字額は、▽JR東日本が2853億円、▽JR西日本が1443億円、▽JR九州が222億円などとなっています。 運輸事業の赤字は、新型コロナウイルスの感染拡大前にあたる2019年度は1社でした。 しかし、感染症の影響が長期化し、利用客数が落ち込んでいることで、厳しい事業環境が続いています。 運賃収入の内訳を把握できた