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  • 高橋お伝・雷お新

    ホルマリン漬けにされた高橋お伝の陰部は、異常 性欲者の見として保存され、浅草のデパートで 展示公開されたこともあった。一方、雷お新の 全身刺青皮膚も「衛生博覧会」に出品されている。 「明治の毒婦」と呼ばれた高橋お伝と、雷お新をめぐる事実は、事件そのものよりも、死後のほうが、「性的」であるかもしれない。 この二人を結ぶキーワードは、なんと「肉体の一部の展示博覧」 なのである。 お伝は上野国(群馬県)で生まれた。生年は嘉永四年(1851年) だとされるが、異説もある。明治九年に、東京府蔵前の旅館で 商人の男を殺害したお伝は、明治十二年に市ヶ谷監獄で斬罪に 処せられる。お伝の刑を執行したのは、首切り役人であり、美男 としても聞こえた首斬り浅右衛門であった。 お伝は、斬首後、外科の実習を兼ねて全面的に解剖されること になる。執刀者の小山内健は、新劇の先駆者となった小

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