2014年3月15日、『第3回 将棋電王戦』第1局、菅井竜也五段と習甦(しゅうそ)の対局が行われ、20時20分、菅井五段の投了により98手で習甦の勝ちとなった。決め手は、前回大会出場時の2倍の規模になった「評価関数」(どちらがどれだけ優勢かを点数化するためのもの)だったという。 ←電王戦第1局観戦記はコチラ 対局が終わり、第1局の記者会見も終了。第2局のPVが流れはじめ、これで今日の取材は終わりかなと思っていたところ、PVがなかなか終わらない。真っ黒な画面で佐藤六段と磯崎氏が電話で話す声が、交互に聞こえてくる。何かおかしなことが起こっている。記者もにわかには事態が把握できなかったのだが、要するに以下のような内容と経緯である。 ・やねうら王に対局に支障をきたすおそれがあるバグがあると磯崎氏が主張 ・運営のドワンゴ側は指し手に影響しないという条件付きで特別に修正の許可を出す ・3月1日に磯崎氏