令和2年12月17日、警察庁は、ボウガン(クロスボウ)の銃刀法に関する規制対象とすべき旨の有識者会議による報告書をまとめ、来年の通常国会への同法改正案の提出を目指す事を明らかにした。 ボウガンと銃刀法についての私的な考え ボウガンの規制に関しては、本年6月に兵庫県で起きた殺傷事件が大きな影響を与えているが、相当前から鳥獣に対する虐待事件は数多く報道されている。こうした背景からすると、ボウガンの危険性を議論するのは遅すぎるように感じるのではないだろうか? そもそも、文房具としてのカッターナイフや、料理などにも使用される包丁などが銃刀法の規制対象となっており、目的無く所持する事が禁止されているにも関わらず、普段の生活での使用用途が皆無といって良いボウガンなどは、明らかな武器であるにも関わらず規制対象となっていなかったのかが不思議である。 これを考えるには銃砲刀類所持等取締法(いわゆる銃刀法)が