なぜアメリカのIT企業は“定時あがり”が当たり前なのか?:新連載・シリコンバレー流「早く帰るIT」(2/2 ページ) 「ジョブディスクリプション」という言葉を聞いたことはあるでしょうか。日本語ではしばしば「職務記述書」などと訳されますが、そもそも日本にはこれに相当する概念がないとの見方もあります。 あらゆる英語圏の求人ページには、求人対象のポジション名とともに、職務内容についての詳細(ジョブディスクリプション)が記載されています。そこに記されている仕事内容は、全て法定労働時間内で行われるべきものです。米国の組織ではその見積もりを基に、人事管理やプロジェクト管理が行われているのです。 「アメリカは就職、日本は就社」という言い回しは言い得て妙で、多くの日本企業では採用時点で被雇用者の能力、職務内容と責任、対価が言語化されておらず、「とりあえずやってみろ」の通達のもと、会社側から振られた仕事をこ
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