携帯電話のオプション機能として日本で普及している「おサイフケータイ」が、世界標準対応に向けて動き出す。NTTドコモ、KDDI、ソフトバンクモバイルの携帯大手3社は来年中にも、日本独自の規格「フェリカ」と国際標準規格の両機能を搭載した携帯電話を発売することで足並みをそろえることが5日、分かった。ユーザーはフェリカと、今後の普及が予想される国際規格を採用した決済端末を利用できるようになる。米グーグルやアップルなどが国際規格に対応する方針を打ち出しており、スマートフォン(高機能携帯電話)などで優位に立つ海外勢に対抗する狙いもあるとみられる。関連記事ソニー、初のタブレット端末を発売グーグルの米モトローラ買収に警戒感記事本文の続き ◆互換性ないフェリカ 国際規格に対応した端末の発売時期は、ドコモが「2012年末から年度末」(フロンティアサービス部)、KDDIは「(来年の)いち早い時期に出す」(モバイ