ひろこ姉さんにお勧めされて借りて読んだ本。 マンションでの老人の孤独死を発見した主人公が、その老人が残した謎のノートと8ミリのフィルムに興味を持ち、彼の生前の軌跡を追っかけていく話。こんなに色々都合よく行くかなー?とも思わなくもないけど、謎のほどけていく感じがとても気持ちがいいというか、あぁ、なるほどねぇ、という感じでした。当の老人は生きている状態ではまったく出てこないのですが、でも、彼が何を思い、どう生きてきたのかがとてもよくわかり、手法として面白いなと思いました。 ひろこ姉さんはこの鏑木さんという作家さんのファンのようで、他の本もよかったら持ってって読んでいいよとのことでした。あとで、蔵書を見てみようと思います。