増えるミツバチ大量死=農薬影響、協議会設置を−農水省 養蜂場で飼育されているミツバチの大量死が増えている。農林水産省が調査したところ、大量死の多くが養蜂場周辺の水田でカメムシ駆除の農薬散布を行う時期に発生していることが分かった。同省は農薬の散布方法などについて農家と養蜂家が話し合う協議会を地域ごとに設けるなど、関係者が連携する体制づくりを都道府県に求めている。 現在、国内では約9300軒がミツバチを飼育している。国内外で近年、農薬の影響を指摘する研究結果が目立ってきたため、同省は2013年度から異常があれば報告するよう養蜂家への呼び掛けを強化。その結果、例年は数件程度だった大量死の報告が13年度は69件、14年度は79件と急増し、大半で巣箱1箱当たり1000〜3万匹の死骸が確認された。(2015/07/04-19:18)2015/07/04-19:18 フォーカス 決勝進出! なでしこ