大阪府警は20日、飲み会で激辛カレーなどを食べさせたり拳銃を向けたりするなど部下1人に不適切な行為を繰り返したとして、高槻署地域課の男性巡査部長(30)を停職6カ月の懲戒処分とし、銃刀法違反(加重所持)の疑いで書類送検したと発表した。巡査部長は同日、依願退職した。 監察室によると巡査部長は昨年7月28日、高槻市の交番で、「タックルしろ」という同僚男性(29)=巡査部長=の指示で腰に抱きついてきた部下の20代男性巡査に対し、「なめとんのか」と実弾入りの拳銃を数秒間向けた疑いがある。 また昨年5~9月の飲み会で計3回、同僚男性と同課の男性巡査長(33)とともに、激辛カレーや生肉、唐辛子入りの酒などの飲食を同じ巡査に強要。巡査の携帯電話で勝手に家族にメールを送るなどした。 府警は同僚男性と巡査長についても、それぞれ6カ月と1カ月の減給処分(10分の1)とした。3人は「悪ふざけだった」と話している