私はこれまで1万人を超えるさまざまな職業人にインタビューをしてきましたが、ひさびさに「これは!」という人に出会いました。その人の名は、松岡由起子さん。彼女は31歳の美人会計士なのですが、その経歴に驚かされます。 松岡さんは、金髪ミニスカのギャルだった17歳で妊娠。学校の温情で何とか卒業できたものの、結婚生活では夫の浮気とDVに悩まされ、我慢の末に子どもを守るために離婚。21歳でシンママ(シングルマザー)となり、家事・育児をこなしながら27歳で三大国家資格の公認会計士に合格したのです。 ここでは、「参考書の漢字すら読めなかった」という高卒の彼女が、なぜ難関を突破できたのか? とっておきの勉強法と、その後の人生を尋ねていきます。 集中力を高めるツールとフロー 会計士という職業柄なのか、松岡さんは「常にコスト管理やコスパを考えて行動している」そうです。とりわけ目を引くのは、時間に対するコスト意識