春に日本へ一時帰国していた時、小島慶子さんらとのトークイベントの場で、参加者の方から次のような質問を受けました。 「私は反出生主義です。こんなクソみたいな世の中で産んだら子どもが可哀想だと思うからです。スピーカーの皆さんは全員お子さんがいらっしゃるとのことですが、どうして子どもを産もうと思われたんですか?」 私が第一子を妊娠したのは2011年。東日本大震災の記憶も新しく、取材で担当していた医療保険や社会保障は先が見えない。こんな世の中に子どもを産んでも大丈夫か、苦労ばかりかけてしまうのではという思いは確かに頭をよぎりました。 また、第一子は男の子ですが、その当時はとりわけ自分自身が女性の働きにくさに直面し、絶望的な気持ちになっていた時期でもあったため、女の子ではなかったことに内心ホッとした側面もありました。 でも同時に、少しでも世の中がましになるように自分や、自分たちの世代ができることをし
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