最近はすっかり見かけなくなった「野犬」、いわゆる野良犬ですが、その数がここ数年で増えているのが、山口県周南(しゅうなん)市です。 周南市では、今週も住民が野犬にかまれるなど、被害が相次いでいます。 野犬が増えているのは、周南市の中心部にある「周南緑地」。 住民の憩いの場となっているこの緑地で、10年ほど前から野犬が増え始めたといいます。 野犬は、緑地周辺の住宅街にも出没します。 この70代の女性は今年1月、野犬に足をかまれました。 野犬に足をかまれた70代の女性 「突然犬が3匹来て、ガバって後ろに来て、かんだ。 病気が怖い、犬は。」 住民からの被害の訴えに応えるため、山口県では野犬の捕獲に取り組んでいます。 しかし、捕獲しても追いつかないといいます。 子犬は次々と生まれます。 野犬が増えた原因はどこにあるのか。 もともとは、ルールを守らずに犬を捨てる、身勝手な人たちがいたと見られています。