AppleはWWDC 2017で、2017年秋に正式版がリリースされる予定のiPhone/iPad向け「iOS 11」を披露した。数々の新機能の中で、今後のAppleの業態変化にとって、非常に大きなインパクトを与えそうなのが「Apple Pay」の進化だ。今回のWWDC 2017で、Appleは、Apple Payに個人間送金の機能を持たせた。ユーザーはSiriやiMessageを通じて、簡単にお金を送ることができるようになる。この新しいサービスについて考えていこう。 Apple Payとして個人間送金をサポートした背景には、同種のサービスへのニーズの高まりがある。かつてはPayPalが個人や企業に対する送金、請求などのサービスを展開してきた。現在の個人間送金で最も勢いがあるのは、Venmoだ。VenmoはBraintreeに買収され、そのBraintreeがPayPalに買収されたことか
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