警察官の証人尋問を受けて開かれた会見で、報道陣の質問に答える西山美香さん(23日午後6時27分、大津市梅林1丁目・滋賀弁護士会館)=撮影・薄田和彦 「今でも犯人だと思っていると言ったらいいじゃないですか」。大津地裁で開かれた湖東記念病院患者死亡を巡る国家賠償請求訴訟で、再審無罪となった西山美香さん(44)は、自分を取り調べた男性警察官と法廷で直接対面し、質問をぶつけた。声を荒らげ、裁判長に制止される場面もあった。 白いシャツ姿の西山さんは23日午前、弁護団とともに地裁に入った。「(警察官が)どういう風に考えているのか知りたい」。開廷前にはこう心境を語った。かつて好意を抱いた相手。法廷で弁護士の質問に答える警察官を、横からじっと見ながら聞いていた。 証人尋問の終盤、西山さんは自ら質問に立ち、約3分間警察官と相対した。 「いすを蹴ったり机をたたいたり本当にしていないですか?」。取り調べでの威圧
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