「腹式呼吸はスーパー内臓ストレッチになるんです!」 と話すのは、呼吸アドバイザーの椎名由紀さん。江戸期の臨済宗の名僧、白隠禅師が長寿法として伝えた禅の呼吸法を、現代的なメソッド「ZEN呼吸法」へ展開した。 「腹式呼吸で使う筋肉は主に横隔膜と腹横筋の2つ。横隔膜を上下に動かすことで、肺は10~20cmも伸びると言われています。また腹横筋は内臓全体を包むコルセットのようなインナーマッスルで、腹式呼吸によりしぼんだり膨らんだりすることで、内臓をストレッチできるんです」 呼吸にはこの腹式呼吸と、胸式呼吸の2つがあり、胸式はアクティブモードで交感神経優位、腹式はリラックスモードで副交感神経優位に。