医療現場のひっ迫により急増する自宅療養患者。東京都では今月1日の時点で3278人だったのが、18日には3倍近くの9442人に達している。そうした中、自宅療養中に死亡してしまうケースも現れている。東京都では20日までに6人が自宅療養中に死亡している。 21日の『ABEMA Prime』では、自宅療養を経て入院、2日で人工呼吸器が必要になるほど急速に重症化した経験を持つ「辻クリニック」院長辻直樹医師に話を聞いた。
医療現場のひっ迫により急増する自宅療養患者。東京都では今月1日の時点で3278人だったのが、18日には3倍近くの9442人に達している。そうした中、自宅療養中に死亡してしまうケースも現れている。東京都では20日までに6人が自宅療養中に死亡している。 21日の『ABEMA Prime』では、自宅療養を経て入院、2日で人工呼吸器が必要になるほど急速に重症化した経験を持つ「辻クリニック」院長辻直樹医師に話を聞いた。
自身が新型コロナウイルスに感染して、症状の変化や感染が判明した後の生活をTwitterに投稿し続けている経営者がいる。PR会社、サニーサイドアップ社長の次原悦子さんだ。 【全画像をみる】上場企業社長の私はなぜ感染を公表したのか。コロナになって初めてわかったこと あえて感染を公表し詳細な情報を発信し続けているのは、自身も感染するまではどこか他人事だったという反省と、知りたい情報になかなかアクセスできなかったからだという。 1月7日。東京都の感染者数が2000人台半ばに達したニュースを聞いても、次原さんは驚かなかった。 「1月2日に陽性が判明してTwitterで公表してから、私の元には直接は知らない人からも、そして複数の友人からも、『実は私も……』という連絡が来ました。数人ではありません。公表されている数字以上にはるかに感染が広まっているという感触を持ちました」 熱が下がらず10日以上入院して
「濃厚接触者」とは 以前は、発症日以降に接触した者を対象していましたが、4月20日付けで、国立感染症研究所は、健康観察の対象となる「濃厚接触者の定義」を見直しました。主な変更点は2点です。 ・「発症の2日前から接触した者」へ期間を拡大。新型コロナウィルス感染症は発症2日前から感染性をもつという医学的知見が根拠となっています。 ・ 必要な感染予防策なしで「2m以内を目安に会話をしていた者」としていたものを、必要な感染予防策なしで「手で触れることの出来る距離(目安として1m)で、患者と15分以上の接触があった者」と距離が縮まり、さらに具体的な時間の目安が提示されました。 <濃厚接触者の定義> 「患者(確定例)」の感染可能期間に接触した者のうち、次の範囲に該当する者 ● 患者(確定例)と同居あるいは長時間の接触(車内、航空機内等を含む)があった者 ●適切な感染防護無しに患者(確定例)を診察、看護
新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)において、長きにわたる単純な疑問がある。ウイルスの発生源は、いったいどこなのだろうか? 新型コロナウイルスの「中間宿主」はセンザンコウ? これまで人間に感染したことがないと思われるウイルスが、いかに突如として人類の細胞に侵入し始めたのか。しかも、わずか数カ月で中国から世界中へと拡散する上で必要な能力を備えてだ。 新型コロナウイルスのゲノム解析の結果は、曖昧だった。現地に生息するコウモリを発生源とする分析もあれば、野生生物の取引によってこの地域に持ち込まれた可能性があるセンザンコウとの類似性を強調するものもあった。より不確かな情報としては、研究室から流出した、あるいは生物兵器が漏れ出したという説まであった。 そしていま、米国に拠点を置く研究チームが、ウイルスのゲノムデータを大量に収集して詳細な分析を進めている。その結果、新型コロナウイルスの進化
恥ずかしながら帰ってまいりました 皆さまいかがお過ごしでしょうか。 外出自粛でしょうか、リモートワークでしょうか。 私は僭越ながら見事に新型コロナウイルスに感染し、しかも入院までした。 ベルギーで。 今はもちろん回復して自宅で療養している。 今までの人生、入院とは無縁の生活で、思い返せば幼稚園児の時に腸炎になったぐらいだろうか。 健康優良20代がいかにしてコロナに感染し、そして帰ってきたか。 時系列順に適当に書きます。 2020年3月1週目 ヨーロッパでもそろそろコロナやべえという空気が広まりだすが、まだ普通に生活している。 3月2週目 レストランや映画館が閉鎖され始める。 仕事でパリに行って帰ってくる。 3月16日 フランスでロックダウンの発表があり、ベルギーもそろそろかとざわつく。 買い占めが始まりトイレットペーパーとパスタと卵がスーパーから無くなる。 3月17日 ベルギー政府もロック
世界中で猛威を振るう新型コロナウイルス。東京を含め、世界の大都市が封鎖に追い込まれるなど、人々の暮らしや経済に甚大な影響を与えている。それでは、新型コロナウイルスは不動産にどのような影響を与えるのか。リーマンショックを切り抜けた経験を持つ不動産会社スター・マイカの水永政志社長に聞いた。(聞き手、結城 カオル) 価格が3割まで下がってもおかしくない ──まず、今回の新型コロナウイルスの影響をどう見ているでしょうか。 水永政志氏(以下、敬称略) 現在は感染拡大の段階で影響を語るには早すぎると思いますが、今回の危機は2008年の金融危機とは根本的に異なります。前回の金融危機は、あくまでも金融機能の機能不全でしたが、今回は物理的に企業の生産活動が世界的に止まってしまいました。成長率が大きなマイナスに陥るのは確実でしょう。実体経済への打撃も、リーマンショックをはるかに上回るものになるとみています。も
新型コロナウイルスとは一体何なのか。実際にかかると、一体どのような症状が出て、どのような状況に陥るのか。 3月22日に発熱し、4月1日現在も新型コロナウイルスに伴う肺炎で入院中のGlobality CEOの渡辺一誠さんが、闘病の中、フェイスブックで症状や自身の思いを綴っています。1万字を超えるその手記を、本人の許可を得て、一部編集の上お届けします。 あくまで手記であり、刻一刻と状況が変化しているため、医学的に正確であるかどうかは明らかでない箇所や、症状や感じ方についての個人差などはありますが、いま、まさに闘病中の貴重な患者の記録としてご紹介させていただきます。 「メッセージ性を薄めたくないので、実名で紹介しても構わない」との渡辺さんの思いを汲んで、ご一読いただけましたら幸いです。 「うつしたら、間違いなく恨まれるであろうほど辛い」 3月28日20時21分の投稿 こんばんは。 多分、知りたい
無償で公開されているオープンソースプロジェクト「ネクストストレイン」(Nextstrain.org)は、アウトブレイク(集団感染)を起こした病原体の博物館のようなものだ。世界各地の研究機関が、患者から採取したウイルスの遺伝子配列データをここに投稿する。ネクストストレインはそのデータを使って、感染の広がり方を示した世界地図や、ウイルスの系統樹を描き出している。 イラスト:感染の広がり方を示す地図ほか ネクストストレインが取りこんだ新型コロナウイルスのゲノムは、3月末の時点で2000を超えた。データからは、感染の拡大とともにウイルスが平均15日ごとに変異していることが明らかになっている。 「変異」などと聞くと恐ろしげな想像をしてしまうかもしれないが、ウイルスの有害さが増しているという意味ではない。単に変化しているというだけで、むしろ、ウイルスがどこから来たのかを迅速に知れるうえ、起源に関する妄
■生物・化学兵器の世界的権威・杜祖健氏 河添恵子氏と対談 中国発の新型コロナウイルスの感染拡大を抑えるため、安倍晋三政権は9日、中国と韓国からの入国制限を強化した。イタリアや韓国で、感染者や死者が激増するなど、世界は「パンデミック(爆発的大流行)」直前といえそうだ。こうしたなか、毒性学や生物兵器・化学兵器の世界的権威である、米コロラド州立大学名誉教授の杜祖健(アンソニー・トゥー)氏(89)が緊急来日した。台湾出身で、日本滞在中には安倍政権中枢との面会も検討されている。ユーチューブ「林原チャンネル」で8日、新型コロナウイルス問題を徹底追及してきたノンフィクション作家の河添恵子氏と対談し、未知のウイルスの最新情報や、日本の対応について語った。
新型コロナウイルスの感染拡大で、東京都では5日連続で40人以上の感染者が確認され、3月29日までに日本全体の感染者数は2600人を超え、60人以上が亡くなった。各国の増え続ける感染者数と対策はリアルタイムで比較され、様々な批判や意見が飛び交っている。 日本の感染症対策の第一人者である神戸大学感染症内科の岩田健太郎教授は、同調圧力が高い日本では「勇気がいる」と話しながらも、自身のブログや動画を通じて意見を積極的に発信。日本の新型コロナ対策について一定の評価をしつつ、警鐘を鳴らしてきた(関連記事:新型コロナ、日本は本当に感染がコントロールできているのか)。危機の時代に何が求められるのか。岩田教授に話を聞いた(インタビューは3月26日に実施)。 ──感染者の増加が続く東京都では3月25日に小池知事が外出自粛を要請しました。この増加についてどう受け止めていますか。 東京都は異なるフェーズに入ったと
トイレットペーパーが突然品不足となりました。それは、人々が合理的に行動した結果なので、再発防止は容易ではない、と久留米大学商学部の塚崎公義教授は考えています。 ***** 経済を理解するためには、暖かい心と冷たい頭脳が必要です。本稿では、主に冷たい頭脳を使いますので、読者の暖かい心が立腹するかもしれませんが、これを機に読者も冷たい頭脳を訓練していただければ幸いです。 以下、「本稿掲載時までに事態が沈静化していると誰も読んでくれない」と懸念しつつも、そうなることを祈りながら記します。 トイレットペーパーが突然品不足に 新型肺炎が流行し、人々がマスクを付けるようになりました。したがって、マスクが不足することは容易に理解できます。そして、マスクが不足しているという情報が広まると、「少し多めに購入しておこう」という消費者が増え、ますます不足する、ということが起きているようです。 それと比べると、ト
2020年3月6日から新型コロナウイルスのPCR検査が保険適用となります。 保険適用になると、何がどう変わるのでしょうか? また、優れた検査とされるPCR検査の落とし穴にはどういったことがあるのでしょうか? 行政検査ではなくなることによるメリットこれまでも新型コロナウイルスの診断にはPCR検査が用いられていました。 ただし、これは行政検査という公的なプロセスを経て行われるものであり、医療機関から保健所に問い合わせを行い、検査の適応があると保健所が判断した場合には検査が行われていました。 原則として、図にある4つの条件のいずれかに当てはまる場合で、インフルエンザなどのその他の微生物による感染症が否定された場合には行政検査が行われるという体制になっていました。 新型コロナウイルス感染症に関する行政検査について(依頼) 令和2年2月 17 日 厚生労働省健康局結核感染症課しかし、今後新型コロナウ
---------- インフルエンザウイルスが横綱なら、新型コロナウイルスはせいぜい関脇だ──。 死ぬ瞬間はこんな感じです。死ぬのはこんなに怖い 猖獗をきわめているかに見えるウイルスだが、過剰に恐れる必要はないのか。呼吸器ウイルス感染症の大御所・根路銘(ねろめ)国昭氏にノンフィクション作家・山根一眞がインタビューする緊急企画、後編を配信する。〈前編はこちら〉 ---------- 新型コロナウイルスに関する情報があふれているが、専門家ではない人たちの憶測や誤った情報も多く混じっている。 ワイドショーの看板である某司会者が、「コロナウイルスに感染して肺に入り、インフルエンザが発症した時に……」と口にした。ニュース番組を仕切る者ですら、インフルエンザとコロナ肺炎の違いがわからないのだから、情報が混乱しているのは当然だろう(いずれも呼吸器感染症だが、発症原因のウイルスがまったく違う)。 そこで、
かの国の人々が爆買いした影響もあって品薄となり、SNSでは「マスク不要論」も出る始末。巷に溢れる流言に惑わされないために、ウイルスから「命を守る正しい知識」をお届けしたい。 *** 外ではマスクをつけ、帰宅したら手をよく洗い、アルコール消毒をする。専門家たちの意見によれば、新型肺炎への対策はこれに尽きる。 とはいえ、品薄で手に入りづらいマスクについてはネット上で様々な言説が飛び交う。その最たるものが「マスク不要論」だ。確かにアメリカ疾病管理予防センター(CDC)も、家庭用マスクは超微粒子レベルのウイルスを通してしまうとして、その効果に疑問を呈した。 そうした報道に尾ひれがついてか、SNS等では“所詮マスクでは効果がない”と、爆買いに走る人々を揶揄する呟きが散見される。 「マスクが不要だという人もいるようですが、それは大きな間違いです」 とは、感染症に詳しい東京農工大の水谷哲也教授だ。 「ウ
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