8月10日に、グーグルが大幅な機構改革を発表した。 持ち株会社「アルファベット」を創設して、同社は傘下の完全子会社の一つになる、という内容だ。 コア事業の検索や広告は新グーグルが継承し、自動運転車やロボットなど、これまで「グーグルX」と呼ばれてきた次世代技術の開発、「キャリコ」といった医療関連の取り組み、スマートホームの「ネスト」などは、複数のベンチャープロジェクトとしてアルファベット傘下にスピンオフする。 創業者の一人、現グーグルCEOのラリー・ペイジが新会社アルファベットのCEOとなり、共同創業者のセルゲイ・ブリンが社長、現グーグル会長のエリック・シュミットは会長となる。 グループ内で最大の事業会社かつ当面の稼ぎ頭であり続ける新グーグルのCEOには、上級副社長のサンダー・ピチャイが就任する。 サンダーは1972年インド生まれの43歳。筆者がグーグルに「プロダクト・マネジャー(